今日は震災からちょうど9ヵ月である。
詳細は省くが、今年は震災以外に
個人的にもさまざまな事を
乗り越えなければならない年であった。
特に私の脳裡に浮かんだ言葉は
「覚悟を決める」…であった。
別に偉そうなことを言いたい訳ではない。
私自身が覚悟を決められずに膨大な時間を
悩み、苦しみ、過ごしていたからである。
自分は一体どう生きたいのか。
何がしたいのか。
それはなぜ自分にとって大切なのか。
今の自分に足りないのは何なのか。
どのようにしたら達成できるのか。
自問自答を繰り返していた。
結局は…
どんな窮地に立たされても動じない
確固たる「自分をつくる」以外にない。
それが想いを「明日」につなげる唯一の方法だ。
自分探しなどしても、
見つかるはずはないのだから。
震災の際に命をかけて立ち向かってくださった
自衛隊、警察、消防、海上保安庁、
その他国内外のさまざまな救援組織に
属する方々の勇気にはたくさんの力を頂いた気がする。
彼等には一体どんな覚悟があったのか。
感謝してもし尽くせない想い。
そんな中、運命とも想える機会が私を訪れた。
来年度の「防衛省」のキャリア幹部候補採用パンフレット、
ポスター、リーフレット制作である。
私は、デザイナー、プランナーとして…
「覚悟を決めて」取り組んだ。
この仕事を私は生涯誇りに想うだろう。
そして…このパンフレットに入れたキャッチコピー
「自分をつくる。明日が始まる。」は
私のそんな想いも同時に込めたものなのだ…
