2019.4.27[Sat]
『目白聖公会』

わたしの『正夢』…
其処に現れる『人物』…

『家系』の中の『ひとり(女性)』は
今現在『天王星』に於いて
下の『子』と共にありて…

今年、3月6日より…
『7年間』といふ『歳月』
『天王星』に佇む…

『家系』の中の『ひとり(女性)』は
20年程前に『目白聖公会』から
『プレーローマ』へ向けて旅立った…

今現在、其の『旅路』の途中…

共にいる『子』は
其れより以前に
『天国の階段』を辿り
『プレーローマ』へと旅立った…

此の『天国の階段』は…
『子』の『父』の観た『正夢』…

今現在『二人』は『本来的自己』へ
共に歩む途中…

『天使』達との『霊的結婚』の為の
永い『旅路』…

『家系』の中の『ひとり(女性)』の
『博学』で『崇敬』なる上の『子』は…

本日…

春を司る女神『佐保姫』と
『目白聖公会』にて結ばれる…

『祈りと祝福』…

因みに『佐保姫』は…
『金星』の『質料(ヒュレー)』を
保持する『女神』である…

( 2019.4.8[Mon]『わたしの34篇の詩 』)から
一部、抜粋…

――――――――――――――――――――――――――

金星そぞろ歩きたるは
かぎろいの春に立ちたる女神
ヴェヌスの寓意は霞の心

※陽炎(かぎろい)の=春、炎のように立つかげろうの意から、『春』『燃ゆ』にかかる。
※ヴェヌス=ヴィーナス
※霞の心=春の衣、春を司る女神『佐保姫』の衣の裾

――――――――――――――――――――――――――

『聖歌285番』
https://www.youtube.com/watch?v=gA4ZGuuSoA4

2019.4.24[Wed]
『大天使ミカエル』

掲載画像は『大天使ミカエル』が君臨する
『ローマ』の『サンタンジェロ城』である…

さて…
今年1月28日に観た『正夢』…

『光』に包まれ
其の『人物』は現れた…

まさに『ヘルメス文書』の中の
『ポイマンドレース』のよふに
度々、わたしの『夢』に現れては
『言葉』を残してゆく…

わたしは其の『人物』が
誰なのかを『直感的』に
『認識(グノーシス)』している…

『家系』の中の
『ひとり(女性)』である…

( 2018.4.30[Mon]『ひとつ咲く』・参照)

『正夢』となる『夢』は
『戦慄』が走る程の『衝撃』である…

此れは上手く『説明』は出来ないが…

まさに此の世に『誕生』した時のよふな
『衝撃』が、わたしの『魂』を貫くのだ…

まさに『神秘的体験』…

わたしの『正夢』は、何月何日に
どのよふな事が起こるのか
『的中』するよふな『類』のものと…

あるいは…
『メッセージ』を託されることがある…

故に、わたしの『家系』『血縁』に
関係するものが殆どである…

其れ以外のものも
当然乍らにして存在している…

今回の『正夢』は
惑星『天王星』の領域から『発信』されている…

『家系』の中の『ひとり(女性)』は
今年の3月6日より惑星『天王星』に位置し乍ら
わたしを7年間『守護』してくれるといふのだ…

『天王星』は、わたしにとって
『自由と改革の星』となるのだろふか…

わたしは何の根拠もなく『直感』で…
其れらを感じている…

話は変わり…

中世のオカルト思想に於いては
『セクンダディ』が挙げられる…

『惑星』を司る七人の『天使』が
『354年』と云ふ周期で交代し乍ら
『地球』を『守護』する…

七人の『天使』達の中で…

現在『地球』を支配しているのは
全ての『天使たち』の総司令官
『大天使ミカエル』…

『大天使ミカエル』の重要な任務は…
死者を『冥界』に導く役割…

『ソーテール(神格・救い主)』を『守護』する
『天使』達の最たるものである…

此処で誤ってはならないことは
『大天使ミカエル』は
『プレーローマ』の『神々』とは
別の領域に存在するといふこと…

我々『人間(アントローポス)』は
『本来的自己』を見い出し『昇天』する際は…

全て『女性』となり『天使』との
『霊的結婚(新婦の部屋)』により
『プレーローマ』に至ることが可能になるのである…

是等のことは…

我が『備忘録』の
2018年12月3日(月)〜2019年1月日(火)…

約一ヶ月間に渡り
書き連ねて来たので
其れらを参照して頂きたい…

―――――――――――――――――――

スガシカオ
『progress』
https://m.youtube.com/watch?v=Xx_Tea6PbhU

2019.4.23[Tue]
『ジョルダーノ・ブルーノとアランの共通性』

本日は…
『アラン』の『幸福論』より引用する…

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『心から希望を持つ』

どんなことも感謝してから受けとりなさい。
なぜなら、希望から理由が生まれ、
予兆から成功が生まれるのだから。
だから、どんなことでも縁起のよいことや
明るい兆しにしてしまおう。
エピクテトスはこう言っている。
『自分がそう望むのなら、黒猫もよい前兆である』
これは、なんにでも喜びを見いだしなさい
ということだけではなく、心から希望を持てば、
あらゆることが幸せの源になる、ということだ。
心からの希望には、
ものごとの流れを変える力があるのである。

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『アラン』の保持する『理性主義』『判断力』
『自由哲学』『個人主義』『芸術論』
『宗教論』を探る『人間(アントローポス)』は
現代に於いては、大分、少なくなっているよふである…

『現代』に於いては
『忙しさ』にかまけて…
其れらは忘れ去られているからだ…

然し乍ら…

彼は『誠実な人物』であり
『モラリスト』『優れた教育者』なのである…

わたしは『ジョルダーノ・ブルーノ』にも
同様の『思想』を見い出しているのだ…

『ジョルダーノ・ブルーノ』の
『著作』の中には…

其れらの問題を紐解く手掛かりが
満ち溢れているのだ…

其処にあるのは
『永遠の真理』である…

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『私の頭の中の消しゴム』
https://m.youtube.com/watch?v=JZphGyxC6BA

2019.4.22[Mon]
『幸福論』

掲載画像は『エミール=オーギュスト・シャルティエ』…

『エミール=オーギュスト・シャルティエ』の
ペンネームは『アラン』…

彼の著書『幸福論』もまた
『神智学(カバラ)』に他ならない…

『アラン』は…

『アンリ・ベルクソン』や
『ポール・ヴァレリー』とも
肩を並べるほどに
わたしにとって大切な存在である…

わたしは数多の『本』を
同時進行で読み進むに当たり…

『幸福論』も欠かさず
読み続けているのだ…

さて『ジョルダーノ・ブルーノ』へと
話題を変えよふ…

『水』『気』『火』『土』…

是等の『四元素』の中で
『土』と『空気』は其れ自体として安定…

其れに対し『火』と『水』は
『連続的な力動性』の状態である…

『ジョルダーノ・ブルーノ』に拠れば
この推測は『傲れる野獣の追放』の次元では
決して否定されないものである…

『運動』と『連続的な力動性』…

其れは『プロメテウスの神話』に於いて
全てを使い切るといふ『緊張』である…

『プロメテウス』は此処に於いて
『自律性』と『理性』の『人間(アントローポス)』のみが保持する『性格』の象徴…

『プロメテウス』は
『真理』の権利を
己のものとして主張…

『ドグマ(教義)』と『精神的拘束』への
大胆な反抗を体現しているのだ…

『神智学(カバラ)』と共に
『人間(アントローポス)』は
『オリュンポス』へと登頂する…

己を承知も不承知もなく
『神々』に『認識(グノーシス)』させる…

『ジョルダーノ・ブルーノ』は
『ルネッサンス』の『英雄主義』の
『完成された姿』の最たるものなのである…

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アンドレ・ギャニオン
『めぐり逢い』
https://m.youtube.com/watch?v=-jdCleIK95s

2019.4.20[Sat]
『前進』

其れでも…
わたしは『前進』するのだ…

『救済』は
己自身と向き合ふことから
始まるからだ…

( 2019.1.19[Sat]『ヘルメス文書(ポイマンドレース:著/全文)』・参照)

育った社会で『真理』を保持し
『規範』に逆らう『人間(アントローポス)』達は
殆どの場合は『批判』されたのだ…

『グノーシス主義』が
『キリスト正統派』に『反駁』を受け
『衰退の道』を辿ったことや…

『宇宙真理』を保持していた
『ジョルダーノ・ブルーノ』が
『火刑』されたのも同様である…

わたしは彼のよふに
どのよふな『困難』にも
決して屈しない…

いかなる『同調圧力』に対しても
己の『精神』を揺るがすことなく…

その上で『他者』と『共存』の『道』を歩む…

( 2018.11.22[Thu]『笑いの三兆候』・参照)
( 2018.11.1[Thu]『計画』・参照)

其れは『肯定的ロバ性』其のもの…

( 2018.9.16[Sun]『美の多様性』・参照)
( 2018.9.12[Wed]『アクタイオンの死』・参照)

『肯定的ロバ性』とは
畢竟『ペガスス=Pegasus(ペガサス)』である…

( 2019.1.25[Fri]『多様性とは…』・参照)

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Sia
『Chandelier』
https://www.youtube.com/watch?v=2vjPBrBU-TM

2019.4.19[Fri]
『わたしが辛いこと』

わたしが辛いこと…

其れは『好奇の目』に
晒されることである…

『画家』であることは…

『好意』を持って迎え入れられることと…
『悪意』を持って迎え入れられることが…
『共存』しているのだ…

かつて…

さまざまな『国際展』に於いて
『受賞』をしてきた傍(かたわら)…

わたしは『嫉妬』され…
多くの『友人』を失ってきたのだ…

わたしは…
ただ『己』の『精神』に
真っ直ぐで在りたかっただけなのに…

わたしは…
悲しく寂しい…

わたしには…

『ゴッホ』の気持ちが
良く『認識(グノーシス)』出来る…

わたしは…

彼のよふな『悲劇』に
なりたくないだけなのだ…

わたしは今…
心の底から嘆き悲しんでいる…

お願いだ…
わたしを『救済』して欲しい…

――――――――――――――――――

坂本龍一
『3-3 Light / LIFE』

https://www.youtube.com/watch?v=RqlItqLTseQ

2019.4.17[Wed]
『合理的思想』

本日は…
『枕草子』より一文…

―――――――――――――

わがもてつけたるを
つつみなく言ひたるは
あさましきわざなり

(現代語訳)

自分が使い慣れている言葉を
遠慮なく言うのは
情けないものである

―――――――――――――

さて…

今のわたしの『心』は
『無風状態』…

既に『荒波』は去り
『凪(なぎ)』の状態…
其れは『沈黙』である…

今のわたしには
何ひとつ悩みはなく
『己自身』の精神の内…

『自己集中』の最中にある…

さて此処で話を変えよふ…

先づは、以下を参照されたし…

( 2018.10.20[Sat]『フロイトとユングの(グノーシス的)無意識心理学』・参照)
( 2019.2.27[Wed]『アンリ・ベルクソン』・参照)

わたしが此処で述べたいことは
わたしは『合理的思想』を
一切、認めていないといふことである…

『合理的思想』…

畢竟、行為者の『合理性』を
大前提とする『社会思想』…

『個人』または『企業』などの『経済主体』が
己の行為を『合理的』に『選択』すると考えて
『全思想』を構成していることである…

分かりやすく云ふなれば
『1+1=2』
『2+2=4』
といふよふなことである…

まさに此れは『正しい』が…
ひるがえってみれば
此れほど『馬鹿馬鹿しい』ことはないのである…

『芸術』とは
『合理的思想』を超越するものなのだ…

故に…

わたしの『精神』は
一切の『心配』が『不要』であるといふこと…

『負け』を認めることから
全ては始まるのである…

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『日本国自衛隊』
https://www.youtube.com/watch?v=jb47SqMY8GY

2019.4.16[Tue]
『無の境地』

我が精神は、今まさに
『無の境地』へと向かふ…

『仮初めの生』へと…

其れは『精神(魂)』の内側へと
降りてゆく営み…

『プレーローマ』へ至る道である…

( 2019.3.24[Sun]『自由といふ風土』・参照)

さて『年齢』には、確実に『功』がある…

其れをわたしは常に
わたし自身が保持する『波動』や
『直感力』で感じているだけなのだ…

本日も、其れらは『的確』であった…

わたしの保持する『波動』は
限りなく重く、また激しい…

『功』…

『年齢』を重ねなければ
『認識(グノーシス)』出来ないことは
此の世の中には数多、存在しているのだ…

『功』…

其れは『闘い方』を
『認識(グノーシス)』することに
他ならない…

では一体『誰』と闘ふといふのか…

『他者』ではなく『己自身』と闘ふことだ…
『本来的自己』の『探求』其のもの…

( 2018.12.16[Sun]『三部の教え 其の十四』・参照)

故に『他者』にかまけている『暇』など
『一瞬』たりとて無いのである…

『他者』にかまけている『人間(アントローポス)』は
確実に『純粋持続』の無駄遣い…

あることに気を取られ
他のことを『なおざり』にする…

此のよふな『人間(アントローポス)』には
自身に必ず『しっぺ返し』が来るのだ…

此れには根拠が存在している…
『現代神智学(カバラ)』を
紐解けば良いだけ…

( 2018.12.9[Sun]『三部の教え 其の七』・参照)

故に『沈黙』が『必要』なのだ…

わたしを『刺激』することは
非常に『危険』を孕んでいるといふことを
『肝』に命ぜよ…

( 2019.2.28[Thu]『衝撃』・参照)

さて『ジョルダーノ・ブルーノ』は
『プロメテウスの神話』を通じて…

『肯定的ロバ性』と『否定的ロバ性』の
対立を再提起…

『肯定的ロバ性(巨人プロメテウス)』は
『知』や『不死性』を征服しようと
才能を鍛え磨いている…

『否定的ロバ性』には全てを
『認識(グノーシス)』していると
思い込んでいる者たち…

畢竟『アリストテレス派』…

または『認識(グノーシス)』することは
不可と捉えている『懐疑主義者』たち…

神的な『学問と知識』という名のもとに
地上の『学問と知識』を否認する者たち…

要約して言えば…

不毛な一面性の中に
閉じ込められた『否定的ロバ性』が
存在しているといふことだ…

『ジョルダーノ・ブルーノ』が
『水』と『火』の主題に於いて

『プロメテウスの神話』を引用しているということ…

其れは…

『水』と『火』も共に
『力動性』の思考を
喚起するといふことだ…

『水』『気』『火』『土』…
此れらの『四元素』のうち
『水』と『火』のみが
不安定な流れである…

是等の『哲学』は
『事物の本性について』に
繰り返し現れるのである…

---------------------------------

『Taxi Driver(タクシー・ドライバー)』
https://www.youtube.com/watch?v=zhL8wHFcuAA

『The Deer Hunter(ディア・ハンター)』
https://www.youtube.com/watch?v=JLLb4ZS0zrI

『Le Grand Bleu(グラン・ブルー)』
https://www.youtube.com/watch?v=T8DtVusxF_Q

夏目雅子『鬼龍院花子の生涯』
https://www.youtube.com/watch?v=RaPtyrQDf88

2019.4.15[Mon]
『プロメテウス』

本日も、わたしの『制作』は進む…
『前のめり』に進む…

わたしの『居場所』は
決して変わらない…
変えてはいけない…

『一言』も『言葉』を
発してはならない…
一切『刺激』してはならない…

『ジョルダーノ・ブルーノ』は

どのよふな場合にも
『プロメテウス』は
『肯定的ロバ性』の象徴として
『否定的ロバ性』たちに
『対抗する者』として
『姿勢』を現している…

『傲れる野獣の追放』で『ロパ』が
『プロメテウス』が獲得した
『不死の樹』を『反転』するなら…

『神智学(カバラ)』では
『ロバ』は
『知恵』を『断念』し
『理性』の能力の『灯火』をともすために
火を盗んだ『プロメテウス』を否定している…

---------------------------------

『日出づる処』
https://www.youtube.com/watch?v=ur6I3WHxXwA

2019.4.14[Sun]
『国宝・阿修羅』

青丹よし
奈良の都は咲く花の
匂ふがごとく今盛りなり

(現代語訳)

奈良の都は
咲く花が
美しく照り映えるように
今が真っ盛りである

―――――――――――――――――――

『国宝 阿修羅像』
https://www.youtube.com/watch?v=WIU8CTn6VMg

2019.4.12[Fri]
『復活』

今のわたしの『精神』は
『デミウルゴス(怒りの神)』其のものである…

話は変わり…

本日『ジョルダーノ・ブルーノ』に於ける
『肯定的ロバ性』と偶然にも
『電車』で出くわしたのである…

彼は、わたしにとって『クライアント』であり
わたしと同じくして『美大』出身の『大人物』…

彼は、わたしを常に
優しく『守護』してくれるのだ…
非常に、有難いことである…

さて…
ありとあらゆる『関係性』は
『復活』するのだ…

『真実在』は『哲学』の名の元
『守護』される…

『悪徳の精神』を保持する『人間(アントローポス)』は
『遠い地の果て』に『追放』される『運命(ヘイマルメネー)』を歩むのだ…

大体に於いて
我が『精神』を『邪険』に取り扱ふ
『人間(アントローポス)』は…

『謝罪』する際に於いても『本題』を語らず
常に『逃げ腰』なのだ…

『遠い地の果て』に行かなくとも済むといふ
『選択肢』もあるといふのに…

其れは『共に歩む』といふ『選択』…

更に…
我が『精神』を『邪険』に取り扱ふ
『人間(アントローポス)たち』は

『皆』…

『ジョルダーノ・ブルーノ』の名のもと
『火刑』に処される『運命(ヘイマルメネー)』を歩むのだ…

決して…

我が『精神』を『邪険』に
取り扱ってはならぬ…

其れに関する『言葉』を
『一言』でも、語ってはならぬのだ…

『沈黙』が最良の『安全策』であることを…
ひしと胸に留めよ…

さて…
『ジョルダーノ・ブルーノ』の『精神』には
『定住村落』及び初期の『神殿』が
形成され始めた時代の『中産階級』が保持する
幾つかの典型的な『要請』が
反映されている…

其れは『アクティブな精神』であり
自然権の『暴力的侵害』への『嫌悪』である…

畢竟…
『法への敬意』に立脚した『国家理論』…

更に此れに加えて
『ジョルダーノ・ブルーノ』は
幾つかの典型的な『要請』は
『新国家』の『指導的階級』の
『偏見なき哲学思想』を諸元とし
実現可能であると考えていたのだ…

社会もまた『人間(アントローポス)の征服の舞台』となる…
此のよふなことは
アプリオリなことである…

『自己主張の闘い』の中で…
大多数は押しつぶされ
少数者のみが『運命の髪』を
掴むことができるのだ…

『肯定的ロバ性』の素質…

其れはつまり『謙虚』『労苦』『忍耐』『力強さ』は
『目標』がどのよふであれ
其れに達するためには『必要不可欠』なものになる…

畢竟…
『プロメテウスの神話』である…

其れが『個人活動』の質場である…
『肯定的ロバ性』の素質の熱意と一致する…

『プロメテウスの神話』は
『ジョルダーノ・ブルーノ』に二度登場する…

『神智学(カバラ)』では
『プロメテウスの神話』は『火のテーマ』との関連に於いて
『否定的ロパ性』に対抗する『英雄』である…

以下…
『ジョルダーノ・ブルーノ』著
『傲れる野獣の追放』より一部抜粋…

(以下)

――――――――――――――――――

私の息子であり、おまえたちの兄であり父であるユピテルを、
プロメテウス が買収して、人間たちに永遠の生で満たされた
あの皮袋と樹を与えようとしたとき、
これらの荷をロバの背に乗せ人間界へと運ぼうとした。
そのときロバは御者の先を歩いていたが、
太陽の熱気に焼かれて疲労困廻し、渇きに肺までひからびたために、
奴(蛇)に招かれて泉へと赴いた。
そこで (泉は審みにあり、水は地面より23 学尺下にあったので)
ロバは舌で水面を曲れるために身を屈めなければならなかった。
そのとき、背から樽が落ち、
皮袋が破れて永遠の生は流れ去ってしまったのだ。

――――――――――――――――――

坂本龍一
『3-3 Light / LIFE』

https://www.youtube.com/watch?v=RqlItqLTseQ

2019.4.8[Mon]
『わたしの34篇の詩』

そっと囁きてやみよなす
心に漂ふ哀しみに
同じ枕に伏し沈む

※やみよなす=思いとどまる
※同じ枕に伏し沈む=いっしょに泣き伏し、嘆きに沈む

――――――――――――――――――――――――――

花笑みのしらせ
胸に秘める人心
いかにをかしからむ

※花笑み=花が咲くこと
※人心=人間らしいやさしい心
※いかに=どんなにか
※をかしからむ=美しいのだろう

――――――――――――――――――――――――――

光のどけき白栲の
衣手のかへりも知らず
そこに日を暮らしつ

※光のどけき=日の光がのどかに降りそそぐ
※白栲の=白い布。また、それで作った衣服。
※衣手=袖(そで)
※かへりも知らず=旅に出て帰ることもできず
※そこに日を暮らしつ=そこで日暮れまでを過ごした

――――――――――――――――――――――――――

種子 合はせさせ給へ
隈隈し叡智の条目に
静寂はひとり残されて

※あはせさせ給へ=調合なさってください
※くまぐまし=隠れていてよく見えない
※条目=箇条書きにした法令・規則

※美徳=悪徳(反語)

――――――――――――――――――――――――――

木の芽の如く名もなき美徳
過客つつましく
庭に花連れ来たる

――――――――――――――――――――――――――

忍び余るひそかごと
神秘の鍵を ねんごろに
灯すあかりの永き影

※忍び余る=恋しさに耐えきれなくなる
※ひそかごと=秘密
※ねんごろに=心がこもっているさま

――――――――――――――――――――――――――

ただしづかなるを のぞみとし
奇跡の吐息
いかばかりかは物儚しき

※ただしづかなるをのぞみとし=ただ静寂なのを願いとし
※吐息=ため息
※いかばかりかは物儚しき=どんなにまあ、もの悲しいことか

――――――――――――――――――――――――――

軽らかに
風が空を梳きます
天使のよふに人恋し

※人恋し=何となく人恋しい

――――――――――――――――――――――――――

久方の弓張月に
うらぶれて
夢果たされず遠のけるかな

※久方の=天を永久に確かなものとする意
※弓張月(ゆみはりづき)=半月
※うらぶれて=悲しみに沈んで
※かな=…だなあ

――――――――――――――――――――――――――

天窓に灯りをともし
海わたる
翠玉の枝の上にて

※翠玉(すいぎょく)=エメラルド

――――――――――――――――――――――――――

飛び立つ羽交
軽やかに
心弛びよと我は云ふ

※羽交(はがい)=羽根
※心弛(ゆる)び=気持ちがゆるむこと。心がくつろぐこと

――――――――――――――――――――――――――

ゆび折りかぞへ
ひかり忘れて月下界
えも言われぬ法悦に

※えも言われぬ=言葉で言いようもない

――――――――――――――――――――――――――

アクタイオン身罷りける時
カバラとともに
おぼすらむこと何事ぞ

※身罷り=あの世へ行く
※おぼすらむこと何事ぞ=思っていらっしゃることとはどのようなことですか

――――――――――――――――――――――――――

クリスタルだったきみ
幾世を経ようとも
約束された海原にて輝かん

※幾世=どれほどの世

――――――――――――――――――――――――――

夢人の詠唱
エラン・ヴィタール近づきて
繭の躍動とり出でて

※詠唱(えいしょう)=祈りを唱えること
※エラン・ヴィタール=フランスの哲学者、アンリ・ベルクソン(1859〜1941年)による哲学概念。生命の飛躍
※とり出でて=取り出して

――――――――――――――――――――――――――

翼のよふに微かに揺れて
無限宇宙を駆けぬける
誰ひとり想わず君は砕ける

※無限宇宙=イタリアの哲学者、修道士、ジョルダーノ・ブルーノ(1548〜1600年)による宇宙論

――――――――――――――――――――――――――

至高の神々 男女なりて
美しきソフィアの繁み
などや苦しき目を見るらむ

※男女=おめ
※などや苦しき目を見るらむ=どうしてつらい目に遭うのだろうか

――――――――――――――――――――――――――

黄道十二宮に かきこもり
星々を縫い取り漏斗にかけて
すべからく叡知に留めておくべし

※黄道十二宮=古代宇宙論による星座概念。十二の天使を指す
※かきこもり=引きこもり
※すべからく〜べし=ぜひとも〜しなければならない

――――――――――――――――――――――――――

しいんと静まり返りたる
琥珀色した見晴らし台
懐かしき人をば待ちわびる

※琥珀=コパール

――――――――――――――――――――――――――

境界ゆ下に敷く
蘇らせたる経綸とじて
背きぬる世の去り難きやうに

※ゆ=より
※下に敷く=伏す
※背きぬる世のさりがたきやうに=そむき捨てたこの世が捨てさりにくいように

――――――――――――――――――――――――――

神的知恵の狩猟にて
絶えたる鹿は至高の証
誰をあはれと思ふらむ

※誰をあはれと思ふらむ=いったい誰のことをしみじみと思い出しているのだろう

――――――――――――――――――――――――――

うつせみの此の世の人なれば
変若水なきこと
心にひしとかけて

※うつせみの=はかないこの世の意。世、人、命の枕詞
※此の世の人なれば=この世の人間なので
※変若水(おちみず)=飲めば若返るといわれた水
※心にひしとかけて=心にしっかりとおいて

――――――――――――――――――――――――――

メルクリウスの竪琴
秘儀なれども前触れまことに美し
変身の車輪の頂なりけり

※メルクリウス=ローマ神話の商人や旅人の神
※なれども=ではあるが、しかし
※美し=みごとだ
※なりけり=…であったのだなあ

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金星そぞろ歩きたるは
かぎろいの春に立ちたる女神
ヴェヌスの寓意は霞の心

※陽炎(かぎろい)の=春、炎のように立つかげろうの意から、「春」「燃ゆ」にかかる。
※ヴェヌス=ヴィーナス
※霞の心=春の衣、春を司る女神『佐保姫』の衣の裾

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さざなみの憂き悩みにししと泣く
夜もすがら衣を返して
想ひをつなぐ岩割水

※ししと=しくしくと
※小波(さざなみ)の=小さい波。寄る・夜・あやし、にかかる枕詞
※夜もすがら=一晩じゅう
※衣を返して=寝巻きを裏返しに着る
※岩割水(いわわれみず)=岩に勢いを塞 (せ) かれて流れる水。一期一会の気持ちで接する。再会への思い

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テヴェレ川の有為転変
流れてはやき月日なりけり
うき身といひながら朝露に耽溺する者

※テヴェレ川=イタリアで3番目に長いローマ河川
※流れてはやき月日なりけり=時の流れは早く過ぎるものだなあ
※うき身といひながら=つらい身であるとはいうけれど
※朝露=儚いもの

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つと幾千代に
綴り字きざむ魔術の写本
無辺世界か成らざらん

※つと=そっと
※幾千代(いくちよ)=永遠
※無辺世界=虚空
※成らざらん=成し遂げられないことはない

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飢え重ぬ恩寵の蜜
遠き世にありける救済論
かぎりもしらぬ倖ひなるかな

※重ぬ=繰り返す
※遠き世にありける=遠い時代にあった
※かぎりもしらぬ=限りない。どこまでも続く

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若草の生い立つころの記憶術
聖なるかな天使城
御身やさしく裁き呉れさしめ

※若草=若草が柔らかく新鮮で、愛すべきものであることから心がひかれる、愛情をよせる意の「思ひつく」にかかる
※生い立つ=草木が生えて大きくなる
※呉れさしめ=ください。くれたまえ。

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行き交ひ路
夜ならべて また其の去る時は
空しらず

※行き交ひ路=行き来する道。
※夜ならべて=毎夜。夜ごとに。
※空しらず=わざと知らないふりをすること

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こころ湛たふを忘るるは
あやかりやすき人の心か
自己の苦悩に火花燃ゆ

※湛たふ(たたう)=満たす
※あやかりやすき=動揺する。揺れ動く

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喜び溢れたる新婦の部屋
救い主の福音書
心魂ぬぎ捨て無に帰する

※新婦の部屋=グノーシス主義による救済儀式
※心魂=コーザル体、幽体

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プレーローマへの帰還
崩れ去り もつれ合う初源の詩
ほんの僅かな香気に満ちて

※プレーローマ=グノーシス主義における叡智界、至高界

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受肉と受難の輪郭は
分ち難き知の模範
花の広場にて燃ゆる身ならむ

※ならむ=…であろう。…だろう。

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Halsey(ホールジー)
『Colors』
https://www.youtube.com/watch?v=JGulAZnnTKA

2019.4.6[Sat]
『知恵と理性』

わたしは『不完全』な
『人間(アントローポス)』である…

故に、己自身と常に向き合ふことで…

また、大切な『人間(アントローポス)』と
手を取り合ふことで…

『道』は
必ずや拓けると信じている…

『感情』とは常に
『最低』と『最高』の間を
行き来するものだ…

此処に『哲学』の重要性がある…

此の世界に存在する『偉大な哲学者』に
共通して言えることは
『真理の探究』は、己といふ存在を『超越』する
『人間(アントローポス)』自身の『探究』である…

生きることとは『無数の小さな瞬間』に
気持ちを込めることによって…

『今現在』を生きる喜びが『花開く』のは
アプリオリなことである…

『仮初めの生』は
此れに至るための唯一の方法…

何事にも『動じない心』を
育むといふことだ…

優しい『眼差し』が
優しい『世界』をつくるのだ…

其れが『神智学(カバラ)』である…

さて、本題に入ることとする…

『知恵』と『理性』は、社会の『変転』を
『認識(グノーシス)』する唯一の可能性である…

『階級の人間社会』や『事物の変化』または『発展のプロセス』を
本質的に『認識(グノーシス)』するための方法の自覚…

それと同調して
『不均衡』と『不調和』を
弱める『法』が生じることとなる…

それは畢竟『否定的ロバ性』と
『肯定的ロバ性』に他ならない…

階級の『流動性』つまり『有為変転』が
普遍的法則に従属し乍ら
自然は『運命(ヘイマルメネー)』として姿を現してくる…

『ユピテル』さえも認めざるを得なかった
『運命(ヘイマルメネー)』は
此の『宇宙の法則』の中で其れほど
『重要な立ち位置』を示すのだ…

言い換えれば、あらゆる人々は
『平等』という同一の法律行為の効力の
『発生』または『消滅』に於いて
其の『事実』の中に置かれているのである…

『英雄的な人間(アントローポス)』になれるのは
唯一『少数者』のみ…

『本来的自己』を『認識(グノーシス)』するには
其れほどの『困難』であるといふことだ…

実際『ジョルダーノ・ブルーノ』は
著書『奢れる野獣の追放』に於いて
次のように願いを込めている…

『ジョルダーノ・ブルーノ』著
『傲れる野獣の追放』より一部抜粋…
(以下)

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役職を血縁や位や肩書きや富によって配分するのではなく、
実り多き企てを生む徳によって配分するべきです。
そうすれば、公正な人々が主宰し、有能な人々が貢献し、
博学な人々が教育し、知慮ある人々が指導し、
強 い人々が戦い、判断力ある人々が助言し、
権威ある人々が命令するようにな るのです。

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絢香
『ずっとたいせつなキモチ』
https://www.youtube.com/watch?v=ZlLyeqbOVBg

スピッツ
『猫になりたい』
https://www.youtube.com/watch?v=75QJOjVxN50

2019.4.3[Wed]
『知恵(ソフィア)』

わたしは『正夢』を観ることが少なくない…

とある『人物』が現れて
わたしに『運命(ヘイマルメネー)』を告げるのだ…

( 2019.1.28[Mon]『夢』・参照)

此の日、観た『夢』が
先日『現実』のものとなったのである…

さて、話は変わって
『忍冬(すいかずら)』といふ言葉がある…

『忍冬(すいかずら)』とは
冬に耐えて咲く『花』のことである…

『忍ぶ冬』を耐えて
『葉』を落とさずに『咲く』…

『忍冬(すいかずら)』は
『水』をよく吸うだからといふ説…

『花の根元』にある『蜜』を
子供たちが吸ったからといふ説など…

『忍冬(すいかずら)』は
またの名を『全銀花(きんぎんか)』と呼称する…

『雪』のように真円な花が
徐々に黄色味を帯び、金と銀の花が
一緒に咲いているように見えること…

此の『忍冬(すいかずら)』は
どのよふな辛いことも
乗り越える『勇気』のことなのだ…

さて『本題』に入る…

『ジョルダーノ・ブルーノ』に於いて…

『人間(アントローポス)』同士の
特定の方向へ偏ることなく扱ふ『公平さ』
そして『野獣的平等』の状態は…

もはや、現実の性質に類似性のある『群』が
形成される特徴を『反映』していない…

『多様性』とは
むしろ『アリストテレス』によれば
『エレアのゼノン』である…

其の階級の中に『本来的自己』の
『表現』を見出すことに他ならない…

『廃絶』と『種差』は
『対立物』の普遍的な
『企て』の一部である…

故に、其れらを
『抹殺』することは不可である…

然し乍ら『質料(ヒュレー)』の階層の中で
『ミクロコスモス』が『アトム』の大きな集積…
畢竟『マクロコスモス』と同様の重要性を有するのと同様に…

『社会的秩序』においても『階級の多様性』は
『ミクロコスモス』が保持する
『エレアのゼノン』の重要性を否定しない…

『種差』が残るとしても
法の使用を通じて『廃絶』を
弱めることは可能なのである…

以下…
『ジョルダーノ・ブルーノ』著
『傲れる野獣の追放』より一部抜粋…

『知恵』とは
畢竟『ソフィア』のことである…

(以下)
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『知恵』に続いて、その娘である法が登場します。
『知恵』を通じて法は機能 し、
法を通じて『知恵』は活用されるのです。
法によって君主は支配し、
主国と共和国は維持されます。
法は、国民や民族の体質と慣習に適応しつつ、
恐怖によって大胆さを押さえ、
悪人の間にあっても善が危害を加えられな いようにするのです。
加えて、ユピテルは以下の命を下しました。
すなわち、法は元来人々の交流と
市民的対話のために制定されたのだから
これらに関して厳格に運用されなければならない、という命です。
このように法を運用すれば、
権力者は権力を持たない者たちによって支持され、
弱者は強者によって迫害されず、
暴君は廃位へと追いこまれ、
公正な支配者 や王が任命され、
共和国が厚遇され、暴力は理性を足蹴にせず、
無知が教えを軽蔑することなく、
貧者は富者に救済され、共同体にとって有益で
必要な徳と学問は維持・促進され、
これらの徳と学問に長ずる者たちは報酬 を受け、
強欲な所有者は蔑まれるのです。

(中略)

それゆえに、法は『知恵』の娘である。
なぜならば『知恵』を母とし理性 を父としない法は、
真の法でも良き法でもないからです

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『ROMA』
https://www.youtube.com/watch?v=p_e3yWI_NHA&frags=wn



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