2018.9.21[Fri]
『宇宙論』

ジョルダーノ・ブルーノは…
人間と動物の間の区分に於いて…
具体的な行為に言及することは…
ありませんでした…

『感情』ないし…
『情緒』…
『情念』の…
活動いかんで…

人間は『獣』にも『神』にも…
成り得るといふ思想を持っていた…

ブルーノにとって…
『感情とは紐帯の原理』であり…

人間をさまざまな事物に…
結び、繋ぎ、縛り付けるものであったのです…

ジョルダーノ・ブルーノは…
『輪廻転成』を信じていました…

今回の私の個展では…

特に『輪廻転成』を含めた…
様々な角度からの『宇宙論』が…
散りばめられることになるでしょう…

ジョルダーノ・ブルーノにとっての其れは…
『無限・宇宙・諸世界について』であり…
水、気、火、土…
そしてエーテルの問題があった…

その後…
『傲れる野獣の追放』に於いては…
ユピテルによる道徳的自己改革と…

諸星座追放による…
宇宙の『ミクロコスモス』の
新たなる『自己改革』と『自己形成』の…
プログラムがあった…

此処で話は一気に…
ジョルダーノ・ブルーノから逸れる…

其れは『グノーシス主義』の『宇宙論』へ…

其の中のひとつ…
『プトレマイオスの教説』に於いての『宇宙論』は…
『プレーローマ』出身の『至高神(プロパトール)』であり…

其処から生まれた(流出した)30柱のアイオーン(神々)の中から…
『ソフィア』の『プレーローマ』転落が起きたのである…

『ソフィア』から『デミウルゴス』が生まれ…
此の『物質世界』は創造された…

『物質世界』は『グノーシス主義』に於いては…
『悪魔(サタン)』の創造による…

其処にはもちろん…
重要な役割を果たす『天使』たちも…
存在しているのだ…

此の『思想』が…
『ルネッサンス』に『魔術』として繋がり…
開花するのである…

この場で…
書きたいことは数多であり…
己の力不足を感ずる…

また日を改めて…
書き綴ってゆこふと思ふ…

以下の動画の14:09あたりでは…
『グノーシス主義』に於ける…
最重要な位置を占める『マグダラのマリア』が登場する…

つまりは『マリアの福音書』である…
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坂本龍一
『3-3 Light』
https://www.youtube.com/watch?v=RqlItqLTseQ

2018.9.20[Thu]
『紐帯』

ジョルダーノ・ブルーノは…
『芸術とは芸術家の美である』と…
語っています…

いかなる『紐帯』も…
永遠ではなくて…

拘束と解放…
相反と流転の最中にあり…

事物の永遠の条件に先立ち…
ある思想運動に…

ある物理的な系が…
ある特定の周期で働きかけを受けた場合に…
その系がある特徴的な振る舞いを見せること…

積極的に参加はしないが…
協力をする人物が…
存在することを知るのであります…

後続するよふに…
多様化し、多彩化し…

ある一連の続きの中に…
整序して構成されるのです…

この思想を知るにつけ…

私は何故か…
小林秀雄(著)の…
処女作…

『蛸の自殺』に漂ふ…
精神世界を…
思い浮かべるのです…

父の死について書き綴らねられた…
自伝的な…
『蛸の自殺』は…
心に突き刺さる…
必読の名作であると思います…

2018.9.19[Wed]
『ヴェヌス(ヴィーナス)』

ジョルダーノ・ブルーノの著書…
『傲れる野獣の追放』の中で…
『ヴェヌス(ヴィーナス)』について語った言葉…

(以下)
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双子の愛の美しき母、
人間と神々を統べる女神。
世界の生きとし生けるものはみな、
彼女のお陰ではらまれ、
生み出されて、太陽を見る。
彼女が光り輝く東方から姿を現わすとき、
風と嵐は逃げ去る。
静謐な海は彼女に微笑む。
大地は美しい上着で覆われ、
優美な妖精(ナイアス)たちの美しい手で、
多くの葉や花や果実で満たされた
河神(アケロウス)の光沢に輝く角を彼女に差し出す。

2018.9.18[Tue]
『マルシリオ・フィチーノ』

フィレンツェの…
アッカデーミア・プラトニカに於いて…

『ヘルメス文書』をラテン語に翻訳した…
『マルシリオ・フィチーノ』は…

『聖職者』であると同時に…
『医師』でもありました…

かつて…
『イタリア・ルネッサンス期』に於いて…

医学的処方は通常に於いては…
『占星術的理論』に基づいて…
行われており…

『生命の書(Libri de Vita)』は…
フィチーノが医師として連ねた…
三部に分かれた医学論文でした…

この書は特に…
主に学問的研究者の…
健康についてのものであり…

研究に没頭し過ぎることで陥る…
『メランコリア(鬱病)』に…
向けたものであったのです…

フィチーノは…
『占星医学的研究』によって…

健康と快活に役立つ『贈り物』について…
多くの言葉を熱心に語っています…

フィチーノは…
恩恵を与える星辰の影響力を…
『三美神』に見い出します…

其れは…
『命の養い手であるヴェヌス(ヴィーナス)』に従って…
緑なす野辺を彼女と共に…
そぞろ歩くことを勧めるものであり…

サンドロ・ボッティチェッリの…
『春(プリマヴェーラ・Primavera)』の…
世界のことなのです…

2018.9.17[Mon]
『無限世界と火の中に』

絶対の叡知…
ポイマンドレース…

少女の生命の呼びかけに…
此の狭い路地を全て考へるなんて…

無限空間が光に満たされ…
やがて闇が顕れ出て…
純粋なる火のよふなものが吹き出すと…

光はひとつの聖なる言葉を発し…
高きものを目指し上昇する…

路地は月と星々で明るく…
世界は輝き静かなり…

異議を唱へれば…
其れは白銀のルーペの元で…
条目も見えず…

少女はあたりを見回して…
絶大なる威力に包まれた無限世界と火の中に…
生命であり光である理性と…
第二の理性デミウルゴスが生ずるのを知る…

希望は心の中にとまる…

つま先立ちして窓の外…
美しい焦点装置を手に取り乍ら…

諸々の力の感情の積荷を…
決して休むことなく…
眺め続ける…

2018.9.16[Sun]
『美の多様性』

ジョルダーノ・ブルーノは…
『美の多様性』について…

何らかの…
『シンメトリー』から成っていると…

また、物体的な自然の内側に…
非物体なもの其のものが…
認識されることによって…

成立していると…
考えていたよふです…

其れらはおそらく…

生命の本質は…
外部マトリックスと…
内部マトリックスが形成する…
天地のピラミッドの景色が…
あるといふことでしょうか…

高次元のピラミッドと…
地上のピラミッドは…

鏡像関係にあり…

上位の地球は…
大空間の中の生命(炎)であり…
緑の中の赤…
太陽神殿…
宇宙の炎…

下位の地球は…
大地の中の結晶空間(アメンティー)であり…
赤の中の緑…
月の神殿…
宇宙の水…

そして…

宇宙のイデア的秩序と…
新しい大地の秩序の…
相反関係…

其れらは多数であり…

無数の社会の諸要素が…
相互に一定の関係、規則によって結びつき…
調和を保っている状態から…
生じているのです…
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坂本龍一
『3-3 Light』
https://www.youtube.com/watch?v=RqlItqLTseQ

2018.9.15[Sat]
『古代の宇宙構造』

此の参考図は…
古代の『宇宙構造』を現している…

『地球』を中心に…
天界が回っている…
『天動説』である…

『地球』の上には…
『月下界』の層が…

さらに其の上には…
『7つの遊星天』と…
『第8の恒星天』に区分される…
『星辰界』と呼ばれる層が存在している…

更に其れを超えた…
最も高い層には…
『神(叡智界)』があるのだ…

それぞれの層の特徴としては…
最も下にある『地球』は…
『混沌』としており…

『地球』よりも…
上層に行けば行くほど…
整然と『秩序』は際立ってゆく…

そして…
最も上層の『叡智界』が…
神の世界である…

然し乍ら…
『グノーシス主義』は…
『恒星天』以下は…
偽りの神(悪魔)が作ったのだ…
『叡智界』の元に…
上昇しなければならないといふ…
思想を持っていたのである…

此れが『イタリア・ルネッサンス』に…
多大なる影響を及ぼした『魔術』である…

逆に…
『キリスト正教会』は…
プラトンのイデア論(ネオプラトニズム)の元にあった…
つまりは此の世界を含めて…
『善なる神』が創造したといふ…
思想を持っていた…

此処に『グノーシス主義』と…
『キリスト正教会』の…
大きな『乖離』があったのである…

『グノーシス主義』を…
こよなく信奉した『ジョルダーノ・ブルーノ』が…
『キリスト正教会』から『異端』とされ…
火刑されたのは…
其処に大きな理由があったのだ…

では…
『グノーシス主義』は…
一体何を信奉するといふのか…

其れはこの世界の外…
あるいは上に存在している…
いわば『上位世界』…
そして其処に位置している…
『至高神』である…

人間の霊魂も…
元々は此の上位世界…
『プレーローマ』の出身であり…

現在はこの世界(地球)に…
物質的な『身体』を持って…
『幽閉』されている形式であると…
唱えたのである…
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『Roma』
https://www.youtube.com/watch?v=_bW-Hrhf00Y&frags=wn

2018.9.14[Fri]
『叡智』

私は自ら作品を制作する傍…

様々なアーティストの作品を…
『所蔵』してもいる…

アルブレヒト・デューラーの…
再来と言われた天才素描家
『ホルスト・ヤンセン(Horst Janssen)』の版画作品…

また…
喜多川歌麿や…
歌川国虎の『浮世絵』…

池田満寿夫、織田廣喜、
大学時代の恩師の作品など…

その他にも数多…

此れらの作品の持つ叡智は…
あまりに大きく…

真実はあまりに
複雑である…
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『Roma』
https://www.youtube.com/watch?v=W4O1yFqbdss&frags=wn

2018.9.13[Thu]
『ジョルダーノ・ブルーノの48区分の星座浄化』

四大のひとり…
タトが復活を経験した時…
ヘルメス・トリスメギストスは…
彼を天幕の外へ連れ出します…
この天幕は『黄道十二宮の円陣』に基づいて造られています…

また話は変わり…

天空の支配者はユピテル…
彼の占める位置は…
天空と大地の中間にあたります…
太陽が他の星々を…
神聖と聖性によって照らし出します…
神々の位階の次の位置には『三六柱の神々』…
ホロスコープが各々の種の個体に…
其れ特有の形態を押印します…

此処まで書き綴ったなかに出てきた
『黄道十二宮の円陣』と『三六柱の神々』…

12+36=48

其れが…
今回のわたしの個展のテーマの中核なのです…
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『ジョルダーノ・ブルーノの48区分の星座浄化』
ユピテル神の道徳的自己改革、そして悪徳を象徴する外部の諸星座追放の物語。
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此処に在る『48区分』とは…
此のよふな意味があります…

そして…
『ヘルメス文書』や…
『ジョルダーノ・ブルーノ』における…
『星座』における魔術の領域は…
『占星術一般』とは…
根本的に異なる世界なのです…

フランセス・イエイツ(著)が…
此れらのことについて書いた文献があります…
今日は其れから一部抜粋して紹介することとします…
(以下)
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護符については第三書に至って初めて言及される。
この第三書は『天上より導かれるべき生命』と題されている。
その第一章はある種難解な哲学的教理の開陳から始まる。
それは周知の三分割、つまり知性と魂と身体の三部構成に基づいていて、
このこと自体ははっきりしている。
しかしこのことを別にすれば、
やはり何かしら混乱させるものがそこにはある。
まず世界の知性、世界の身体というものがあって、
両者の間に世界の魂があるとされている。
神的な精神(メンス)つまり知性の中にはイデアたちが内在する。
一方世界の魂の中には『種子的理性』があって、
その数は精神の中のイデアたちの数に等しく、
それらのイデアに照応ないしそれらを反照している。
そしてこの魂の中の『種子的理性』に
世界の物質ないし身体におけるさまざまな種が照応している。
種は根拠に対応し、あるいは依存し、それらによって形成される。
物質の纏う形態としてのイデアが衰えてくると、
それは『中間の場』で再生することができる。
この再生は衰えた当該の形態が依存している
すぐ上の下位の形態とは調和的に符合している。
この符合をゾロアスターは神的な連結と、
シュネシウスは魔術的呪縛と呼んでいる。
こうした結合は星々とその神霊たちというよりは
むしろ世界の魂に依存している。
そしてこの魂は至るところに現前している。
それゆえ『より古い時代のプラトン主義者たち』は
さまざまな図像が天界にあると考えた。
つまり四八の星座の図像がそれであり、
其の中の十二は黄道帯上に配され、
残りの三六はその外にある。
黄道十二宮の三六の『相』もこうした図像に含まれる。
このように整序された天上の諸形態に、
より劣った地上の事物たちの形態は依存している。

2018.9.12[Wed]
『アクタイオンの死』

本日掲載の画像は…
イタリアの巨匠『ティツィアーノ』によって描かれた…
『アクタイオンの死』といふ題の…
油彩画作品です…

古代のギリシャからローマにわたる…
『アクタイオンの神話』に基づくものです…

アクタイオンは狩人です…

狩猟の最中に偶然にも…
水浴中であった…
『女神アルテミス(ディアナ)』の…
裸身を見て終い…
アクタイオンは『鹿』に変えられ…
自らの猟犬に喰い殺されてしまふのです…

古代ギリシャ起源のこの神話は…
とりわけ…

オウディウスの『変身物語』に詠われたことにより…
ヨーロッパ文化に深く刻まれることになるのです…

複数の異伝があったにせよ…
この『変身物語』は…
『傲慢な人間の挫折の寓話』として理解されていました…

然し乍ら…
ジョルダーノ・ブルーノによれば…
『アクタイオンの死』が意味しているのは…

『神的な知恵』の狩猟…
神的な美の把握を志向する『知性』なのです…

ブルーノによれば…
『アクタイオンの死』は…
挫折を意味しないのです…

それどころか『アクタイオン』は…
探求が成し遂げられ…
『神々の生』にも比される至高の生に…
到達しているのです…



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