2018.11.13[Tue]
『ダライ・ラマ法王』

ブラジル(サンパウロ)在住のドキュメンタリー映像作家
『岡村淳』氏よりメールあり…

洋画家『富山妙子』氏を『再訪』してきたよふである…
( 2018.11.9[Fri]『アウトサイダー・祖国へ』・参照)

承諾を得て『岡村淳』氏のメールより、一部抜粋することにする…
(以下)
――――――――――――――――――――

富山さんの方から『アウトサイダー』のフライヤーを持ち出して、
これはいい、とおっしゃいます。
パッと見てなんだか分からないところがいい。
日本のアートは西欧の模倣ばかりだが、
これは西欧の題材をとりながら、それから逸脱しているのがいい。

――――――――――――――――――――

此れは非常に嬉しい『有難きお言葉』です
わたしの制作に於ける『意図』や『狙い』を
深くご理解くださっているのが分かるからです…

『富山妙子』氏が『ギリシャ神話』に
精通しているのもあるかもしれませんけれど…

これぞまさに『冥利に尽きる』といふものです
『苦悩』を重ねてきた甲斐がありました…

わたしの制作に於ける『意図』や『狙い』に於いて
最も重要なのは『思想』です…

小手先のテクニックに陥らない為にも『読書』は欠かせないのです…
『記憶』を掘り下げることで『マテリアル』が活きることを『読書』は教えてくれます…
特に『大哲学者』や『君子』の説は…

其れから
『西欧の題材をとりながら、それから逸脱しているのがいい』
…といふコメントも言い得て妙であると想ふのは…

わたしの作品はモティーフは西欧であっても
其れを組み立てる際に『浮世絵』の構図
ないし『平面性』を潜り込ませているからなのです…

『有難きお言葉』…
此処で話題(本題)を変えます…

掲載画像はチベットの中心地
ラサのマルポリの丘の上に建設された『ポタラ宮』…

此れは、わたしにとって、何年も叶わず
今年も叶わなかったことです…

それは『ダライ・ラマ法王(ダライ・ラマ14世)』
2018年『来日法話』のこと…

来たる11月14日(水)〜16日(金)に
パシフィコ横浜国立大ホールに於いて開催されます…

詳細は以下…
http://www.tibethouse.jp/event/2018/teaching181114.html

11月14日(水)は…
『ツォンカパの『縁起讃』(tendrel toepa)とカマラシーラの『修習次第』中編(gomrim barpa)についての法話』

11月15日(木)は…
『聖観自在菩薩の灌頂』(chenresig jigten wangchuk wang)の授与』

最終日の11月16日(金)は…
『ダライ・ラマ法王と3人の科学者たちによる仏教科学と現代科学との対話』

『ダライ・ラマ法王』の『有難きお言葉』を
是非とも拝聴してみたいものです…

来年は、叶ふでしょうか
是非とも、叶えたいものです…

因みに『岡村淳』氏は
『ダライ・ラマ法王』にお逢いしたことがあるそふで
何とも羨ましい限りである…

以前にも紹介しておりますが、以下にリンクした動画には
此の世界のありとあらゆる『真理』が立ち現れていると想います…
―――――――――――――――――――――――
坂本龍一
『3-3 Light / LIFE』
https://www.youtube.com/watch?v=RqlItqLTseQ

2018.11.12[Mon]
『至高体験(Peak-experience)』

(2018.11.3/基地創設60周年記念 入間航空祭にて撮影)

心理学者『A・マズロー』に於いて
とても有名な言葉があります…

それは『至高体験(Peak-experience)』…

A・マズロー(著)
『創造的人間 宗教・価値・至高・経験』より一部抜粋(以下)

―――――――――――――――――――――――――――
神秘的体験、大いなる畏怖の瞬間、とても強烈な幸福感、
歓喜、恍惚、至福すら感じる瞬間であり、
このような瞬間は純粋であり、積極的な幸福感に満ちている。
あらゆる疑惑、恐怖、禁忌、緊張、弱さが追い払われる。
今や自己意識は失われる。世界との分離感や距離感は消滅し、
同時に彼らは世界と一体であると感じ、世界に融合し、
まさに世界に属し、世界の外側にあるのではなく、
世界の内側に見入るのだ。
―――――――――――――――――――――――――――

『至高体験(Peak-experience)』…

『人生』に於いて、ある『瞬間』に訪れる
非常に充実した『輝かしい特権的体験』と名付けられた此の言葉…

『精神』の中は、真っ白であり
其処が何処であるとか、何時(いつ)であるとかを超越して
『豪奢(ごうしゃ)な瞬間』を迎えること…

あの『ヴィットゲンシュタイン』も
同じよふに説いているのです…

其れは『永遠の瞬間』
深さと輝きと安らぎに満ちた世界…

エリアーデの言ふ『神話時間』…
『森羅万象』…

今まさに、今此処の『瞬間』を
永遠と言い切れる程に『尊い尊厳』だと痛感するだけのことである…

―――――――――――――――――――
『ブルーインパルス』
https://www.youtube.com/watch?v=1_fJJ9BvPVM

2018.11.11[Sun]
『七つの遊星天(ヘブドマス)』

『古代宇宙創生神話』(天動説)に於いて
『地球』を取り巻く『七天』は
『月』『金星』『水星』『太陽』『火星』『木星』『土星』にあたります…

此れは上手く説明の出来ないことなのですが…

『七天』を円周上に配置して
更に此処に、古代ヘブライの秘密教義『カバラ』に於ける
天地創造説や独特の宇宙観で『水星』と『金星』の位置が入れ替ると
本日アップした画像のよふな『アスタリスク形態』となるのです…

2018.11.10[Sat]
『悲観的世界観』

掲載画像は『ヘルメス文書』の中の
CHX 『ヘルメス・トリスメギストスの鍵』(作者不詳)…

本日の話題は、先日触れた『悲観的世界観(ペシミズム)』について…
( 2018.10.23[Tue]『二元論』・参照)

『ヘルメス文書』の中の、CHX 『ヘルメス・トリスメギストスの鍵』は
『伝統的宇宙構造』であり『身体二元論』の特徴を持っています…

然し乍ら、同じ『ヘルメス文書』の中にありながらも
最初期の文献、ポセイドニオス(著)に於ける『ポイマンドレース』は
『伝統的宇宙構造』を『宇宙的二元論』にまで『飛躍』させているのです…

控えめに言っても、其れ等には
共通して『悲観的世界観』が見受けられます…

其れにはふたつの根拠があって…
此の星辰界をも含めた意味での宇宙論が『善』ではないと評価している点…
造物主(デミウルゴス)が至高神と独立の存在としている点…

此れによって『至高神』の住まふ不可視の『理想の世界(叡智界)』は
我々が住まふ星辰界をも含めた可視的な『物的世界(模造の世界)』を
遥かに超越した世界であることを、きっぱり断言しているのです…

神なる『ヌース(叡智)』で把握される『理想の世界(叡智界)』は
光が無数の力から成り『世界(コスモス)=秩序』が無際限に広がる『原型の世界』…
感覚で把握される『物的世界(模造の世界)』は其の『影』に過ぎない…

『ポイマンドレース』に於いて『理想の世界(叡智界)』を描写する言葉は
『無数』『無際限』『光』『力』『火』など
非常に漠然としており、注釈を許さない…

是等の宇宙観はまた
ヴァレンティノス派グノーシス主義『プトレマイオスの宇宙創世神話』の
世界観にも同等に見受けられるものです…

此処で話は脱線しますが…
『悲観的世界観』を解明しよふとしたのは
あの心理学者の『アルフレッド・アドラー』であります…

また、以下の映画『ダ・ヴィンチ・コード』に於いては
『ソフィア(ラテン語)・ソフィー(フランス語)』の存在が『鍵』となります…

古代宇宙創生神話に於いて
あの『プレーローマ』から『転落』した『ソフィア』です…

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『ダ・ヴィンチ・コード(The Da Vinci Code)』
https://www.youtube.com/watch?v=yY1OJyaWBJ4

2018.11.9[Fri]
『アウトサイダー・祖国へ』

先日紹介したブラジル(サンパウロ)在住の
ドキュメンタリー映像作家『岡村淳』氏…
ブラジルより祖国『日本』へ入国…

本日、彼よりメールを受け取る…
わたしがデザインした『フライヤー』についての
報告を兼ねてであった…
( 2018.10.26[Fri]『アウトサイダー』・参照)

彼は真っ先に『フライヤー』を、とある人物に
お届けに行ったよふであった…
彼が、カメラで追い続けている人物へと…

其の人物は、洋画家『富山妙子』氏…
(とみやま たえこ 1921年11月6日 - )
戦後、1950年代に入り、画家の社会的参加として
筑豊炭鉱や鉱山をテーマに労働者を描いた『巨人』…
また『文筆家』として『著書』も数多…
『ギリシャ神話』などにも精通している…

彼のメールには
『さっそく富山妙子さんのところを訪ねて、
手元にあった今度のフライヤー(アウトサイダー)を渡しました。
かなり感心していました。』…と…

わたし自身は『富山妙子』氏とは直接の面識はないのだが
『ジョルダーノ・ブルーノ』のわたしの表現の片鱗が
このよふに繋がり『評価』して頂けるといふことは
大変に光栄であり、素直に嬉しいものである…

『岡村淳』氏の、今回の『訪日ライブ上映会』の皮切りは
明日(11/10・土)から始まる…

初回は『東京大学』〜東洋文化研究所に於いて…
『富山妙子』氏の未発表ドキュメンタリー映像の公開…

詳細は以下をご覧ください…
――――――――――――――――――-―――-
第二回・東文研/国際学術セミナー
『富山妙子と炭鉱、ラテンアメリカへの旅−上野英信の光と影を照射する―』
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/news/news.php?id=ThuOct110957032018

2018.11.8[Thu]
『狩人アクタイオン』

わたしの『絵画』創作活動に於いては
『テクニカル(技法)』なことは、殆ど何も意識していないのです…

最も重要になってくるのが
わたし自身の『精神』の在り方になります…

『読書』に耽ったり、このよふに日々感じる事を
『備忘録』として書き続けること…

此れがわたしにとっての『素描』となるのです…

さまざまな『哲学』『歴史』『宗教』などを
読み交えながら、其れを日々、少しずつ進めてゆくこと…

わたしは常に、10冊以上の『文献』を同時進行で読み進めており
其の中に於いて、さまざまな『点』が『線』になり
『面』になってゆくのを好むのです…

わたしの『個展』の『主題(テーマ)』は
このよふな積み重ねから生まれてくるので
どんなに短くても、想い浮かぶまで、数ヶ月かかって終います…

『制作』はその『主題(テーマ)』が決定してから本格化するので
実質的には『創作時間』は、非常に短期間に凝縮して行われます…

故に、今現在のわたしは
全く『絵』を描いていないに等しい状態…

わたし自身の『精神』に浮かび上がる『想い』に
耳を傾けているのみなのです…

普段は『宇宙創生神話』や『ジョルダーノ・ブルーノ』に関しての『備忘録』が主となりますが
此れが毎日続くのも非常に『体力』を消耗しますので…

其のよふな時は、わたしは息抜きに『詩歌』を書くことにしています…
此れがわたしにとっては、非常に『リラックス』できる瞬間となるのです…

普段のわたしの中に沈殿している『言葉』を、ありのままに綴るのです…
おそらく、みなさまに於いては、読んで頂いたとしても
『支離滅裂』な内容かもしれませんけれど…
わたしにとっては非常に『立体的な映像』として
くっきりと立ち現れてくる世界なのです…

以下は、昨日のメッセージの『アクタイオンの死』について
わたしが綴った『詩歌』となります…
(以下)
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『狩人アクタイオン』

かつては光が痛いほど承知していた
日々の痛みを癒し鹿のよふに飛び跳ねたもの
神々の生にも比される至高の生
狩人アクタイオン
然し乍らも
どふしてこふも想ふよふに
種子を蒔けないのだろふか
もしや此の手はただ心を引き裂くためだけに
不在証明を回転させるためだけに
此の世にやってきたのね
天使たちが迎へにやってきます
どちらさまですか
海に於いては目覚めていたけれど
傍観することは周りの者たちの役割
モナドの中にある本質的自己の引力を承認して
そして今まさに一緒に天界の中を彷徨い
沈黙といふ生活のなかの孤独の勇気を
起き上がれないほどに望み
清らかな文字盤の生命と白銀の篩(ふるい)から上昇しゆく
孤独は畏怖に包まれ
無限に近い羨望の秘密が
最後の部屋を行ったり来たり
愚鈍な眼差しを雇ふ庭先の蒼き翼の衝撃が
ささやかな狂気の歳月の非難をかわしてゆく
さぁ連れ戻してあげるわ
滅びる権利は美の定義
あの水平線に添えられた装身具は
角度のない陽の沈みと共に
あの躊躇いのヴェールの踏み段を登ってゆく
光はランプのよふに合札を与えられ
其れは蹄の音のよふに拙い
あなたのために高くかざした福音の宝石
勇ましくなれるのって本当かしら
魔術は色褪せずにひとまわりして
輝きを取り戻す

2018.11.7[Wed]
『再び…アクタイオンの死』

『ジョルダーノ・ブルーノ』の教師とは
時代を超越して、まさしく『ヘルメス・トリスメギストス』であります…

其れは『ジョルダーノ・ブルーノ』による
『イデアの影について』へと繋がってゆくのです…

『コペルニクス的哲学』を擁護する賢者『ジョルダーノ・ブルーノ』は
『万物の原理』は三つあり、其れは『神』と『自然』と『技術(アルス)』であると説くのです…

『コペルニクス自然哲学』と結びつけられ
『光』の生き物たちと『闇』の生き物たちが
此の『啓示』の敵味方として分類されるのです…

『神』は不可視ではありますが
『神』は自然を通して、太陽の光がマテリアルに当たり
其の影を創り出すよふに『自然』の中に反映されて出てくるのです…

ブルーノの『神は自然万物のうちに、また、うちにしか存在しない』といふ言葉の『真意』が此処にあり
『自然』は『神』に至る存在や認識が、他のものによって条件づけられて成り立っているだけに
軽視されるのではなく『重視』されるべきだと説いたのです…

人間は其の『技術(アルス)』によって『自然』の所在を探し求め『神』を知ろうとしますが
『自然』という厚い壁は、人間が其れに近づくことを厳しい態度で『峻拒』するのです…

然しながら『真理』に憧れる人間は『狂おしいまでの情熱』で
此の『神的秘密』を探り当てようとします…

是等のことは全て、古今東西の文学や哲学に精通していた…
オウディウスによって著された『変身物語』の『アクタイオンの死』へと繋がってゆくのです
( 2018.9.12[Wed] 『アクタイオンの死』参照 )

2018.11.6[Tue]
『ルネッサンス』

サンドロ・ボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』
(フィレンツェ『ウフィッツィ美術館』所蔵)

此のボッティチェッリの代表作のひとつには
オウィディウスによる『変身物語』に見られる描写と明らかな類似性があります…
( 2018.9.28[Fri]『アモルとプシュケー』・参照 )

わたしは此の作品を目の当たりにした時
暫くの間、其の場に立ち尽くして終いました…

其れは、まさに『ルネッサンス』の衝撃だったのです…

『ルネッサンス』…

其れはまさに
『古代エジプト回帰』と『ヘルメス文献』に他ならない…

其の『進歩』は、情念的な流体を後方に加速して押しやり
その反作用の前向きの力によって
前進する力の全てを過去の想起から得ていたのだ…

清浄な真理の時代は始原の『黄金時代』にあり…
其れらは『善の循環法則』によって繰り返された時間概念である…

当時の通念で捉えられていた人類の歴史は
原始的な動物を起源として一定の方向を目ざして
複雑さを増し前進してゆくといふ進化概念に規定されたものではなかった…

『進歩』とは…
古代の『再興』『復活』『再生』に他ならなかったのである…

人文主義者たちは…
古典古代の文芸作品とモニュメント(遺構)を再発見していった…

其れは、退廃の線型独立なベクトルから成る集合に埋もれた
『福音』の再発見の感覚だったのだ…

―――――――――――――――――――――
『Firenze』
https://www.youtube.com/watch?v=GoqB3gFw1Ec

2018.11.5[Mon]
『四元素』

『ヘルメス文書』の中の初期文献
ポセイドニオス(著)の『ポイマンドレース』は
対話の幻の中で始まります…

求道者は幻の中で巨大な姿の『ポイマンドレース』と出逢い
彼は『私は存在するものを学び、その本性(ヒュシス)を知解し、神を認識したいのです』と求めるのです…

『ポイマンドレース』によって、求道者の求めは承知され、新しい幻が展開します…

其れは、全てが『光』であり、それは美しく、喜ばしく、愛を抱かせるよふな光景であった…
然し乍ら、暫くすると『闇』が垂れてきて、曲がりくねって『蛇』のよふな形状となります…
其れが『宇宙創生神話』に於ける『ウロボロス』
『七つの遊星天(ヘブドマス)』の『番人』となるのです…

『ウロボロス』が『宇宙構造』の中で
どのよふな位置を占めているのかを判断するために
此処でもうひとつのグノーシス派『オフィス派』に於ける『ウロボロス』を確認する必要があります…

問題は、此の『宇宙』は『光』と『闇』の二原理から出発したのであり
其の文脈は、世界の素材としての『四元素』が成立する過程へと繋がってゆくのです…

『世界の素材』は『闇』の側からのみならず『光』の側からも影響を受けます…
『光』の側からの関与は『ロゴス』であり、其れが『湿潤なヒュシス(万物の素材)』に乗るのです…

此の文脈に於ける『ロゴス』は先づ『男性原理』としての役割を持っており
実質的に『男性の種子』と言ってもよいのです…
『男性的ロゴス』は『女性的ヒュシス』との『交接』を描いているのです…

此処から『四元素』が生まれます…
其れらは『火』『気』『土』『水』…

『交接』の結果、最初にヒュシスから飛翔するのは
『火の元素』である…
『気』が此れに続く…
両元素は軽いので『上昇』する元素と呼称されている…

此れに対して下降する重い元素は『土』と『水』であって
両者は互いに混じり合って『泥的』となるのである…

『火』と『気』は、『気』が『火』の下位に
ぶら下がっているかのよふに『層構造』しているのに対して

『土』と『水』は一体化している…

こふして『火』と『気』と『土・水』の三層が
元素の重さに従って形成される…

此れが後に、『星辰界』と『月下界』と『大地』が創造される準備となってゆくのです…

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『セバスチャン・サルガド(Sebastião Salgado)』
https://www.youtube.com/watch?v=WmedMl4hNd4

2018.11.4[Sun]
『わたしの浪人時代』

此の画像は今現在のブルーインパルスの機体『T-4』ではなくて
前代の『T-2』(1995年・退役)の『コックピット』です…

わたしが『コックピット』に『搭乗』した際に撮影したもので
『座面』は非常に硬く、たくさんの複雑な『計器』があります…

さて本日は、昨日の続きの話となります…
わたしは自分でも『おかしい』と想うのですが…
頑なに『多摩美術大学』への進学を目指したのです…

普通に考えれば『日本』に於いての最高峰の
『東京藝術大学』への進学を希望するのでしょうけれど
何故だか、其れを頑なに『拒否』したのです…

『現役時代』は『記念受験』として『東京藝術大学』の受験をしたのですが
其れは『センター試験』に限定した訳で、実際には『東京藝術大学』の『実技試験』を放棄しているのです…
『センター試験』は『マークシート』を適当に塗りつぶして、15分ぐらいで切り上げて、寝て終いました…

そして『東京藝術大学』の『実技試験』の日程は、ちょうど『石巻高等学校』の『卒業式』の日でした…
其の日より以前に『多摩美術大学』の『受験』は見事に落ちていたので
いち早く『浪人』することを決めて『石巻高等学校』の『卒業式』も放棄して
『新宿』をプラプラと遊び歩いていた
其の時の、清々しい気持ちは今でも良く覚えているのです…

何と『親不孝』なことでしょう…
『アウトサイダー』的な行動…
まさに『馬鹿者』なのです…

そして、わたしは『浪人生活』を
上京して『新宿』にある美術大学進学のための『予備校』に通ふことになるのです…
其の『予備校』の近くには『世界堂(本店)』もありましたので非常に便利だったのも理由のひとつです…

其処でわたしは、よふやく本格的に『デッサン』や『油彩』の指導を受けることとなるのです…

其の『予備校』で教わった『先生』が
実は、先日紹介したドキュメンタリー映像作家『岡村淳』氏に繋がってゆくのです…
( 2018.10.26[Fri]『アウトサイダー』・参照 )

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『下手に描きたい 画家森一浩 ブラジルの挑戦』
http://www.100nen.com.br/ja/okajun/000044/20100503006405.cfm
――――――――――――――――――――――――――――――――――
『サルヴァドールの水彩画』
http://www.100nen.com.br/ja/okajun/000044/20120810008358.cfm
――――――――――――――――――――――――――――――――――

『森一浩』先生は、とても個性的で『風の風景』と題した作品を描いていました…
http://www006.upp.so-net.ne.jp/nana77/

今ではもう開催されていませんが
日本のアーティストの最高峰とも言える『安井賞展』で『ル・ネ賞』を受賞するなど
注目度の高い画家だったのです…

話は変わって、わたしの『浪人生活』は…
春頃は、割と順調にみえたのですが、其の後『急降下』して終います…

受験を控えた『秋』の予備校の『油彩コンクール』に於いては
不名誉な『最下位』を授かります…

そして更に『東京藝術大学』への進学を希望しなかった『わたし』は
周囲から『厄介者』扱いされることが多くなりました…
(此れは、わたしの反省点であります…)

今となっては良き想い出ですが、此の時ばかりは
かなり深刻に、凹んで終い『予備校』を一日さぼって
当時、上映されていた『ターミネーター2』を一日中、観て過ごしたのです…
とにかく、わたしは何事に於いても『頑な』だったのです…

其れでも、やはり、わたしは悩みに悩んで『受験』の前日まで
どふにもならないぐらいの『レベル』に沈み込んでいました…
其れは、かなり『絶望的』な状況…

然し乍ら『受験』当日に、何故だか知りませんが
急にすらすらと、描けるよふになったのです…

此れは、間違った数値かもしれませんが
其の当時の『多摩美術大学』の『油画』選考の受験者数は
定員『150人』に対して『約6000人』だったと記憶しています…
倍率は『約40倍』だったでしょうか…

何と言ふことでしょう…
わたしは『多摩美術大学』の『実技』を
『満点』で合格して終ったのです…

まぁ、大学受験の合格なんて、其の後の『己自身の表現』を探る『苦難』に比較したら
どふでも良いことになって終ふのですけれど…

わたしの本当の『苦難』は、此処から始まってゆくのです…

此処でまた話は変わって終いますが
『ブルーインパルス』のパイロットは本当に凄いですね…
最大『6.5G』の重力の中で展示飛行しているのですから…

そして、飛行中…
最も『密集』する演目『ファンブレイク』の際は、『約1メートル』まで各々の機体が近づくのですから…

彼らの『精神力』には、頭が下がるばかりです…
――――――――――――――――――――――――
『ブルーインパルス』
https://www.youtube.com/watch?v=6atAJ3NFAcE&feature=youtu.be



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